工場長のブログ

日々思ったことを書いてます。

広告に関するなにか 2015/1/7

Could Programmatic Branding Have a Breakthrough Year?

パフォーマンス系、獲得系の広告だけじゃなくてブランディング系の広告においてプログラマティックが利用されるようになっていくのかという話。書いているのがDMPのセールスのひとなのである程度バイアスはかかっているものの、基本に立ち返るいいポスト。

The most fundamental problem with digital branding is that it is truly a one-to-one marketing exercise. If we dream of the “right message, right person, right time,” then matching a user with her devices is table stakes for programmatic branding. How do I know that Sally Smith on desktop is the same as Sally Smith on tablet? Cross-device identity management is the key. Device IDs must be mapped to cookies, other mobile identifiers and Safari browser signals to get a sense of who’s who. Once you unlock user identity, many amazing things become possible.

ということで、ブランディング広告においても"right message, right person, right time"が大事ですと。そしてそれを実現するためにはクロスデバイスなユーザートラッキングが絶対に必要になりますよね。という話。もう一歩話を進めると、以下の3つのAchievementが必要でしょうと。

  1. Global Frequency Capping
    • まずはひとの特定をしたうえで、グローバルなフリークエンシーキャップをかけましょうという話。フリークエンシーキャップって広告主から見ると広告費用の無駄を削ってくれるのでとても大事だと思うんだけど、広告を見るユーザー側からしても、同じ広告との過度な接触を減らすことになるので、ユーザーから見たインターネットの品性を上げてくれるという意味でも大事だと思う。最近、リターゲティングの広告がどこまでもいつまでも追いかけてきて、辟易なことも多いしね。。
  2. Sequencial Messaging
    • で、ユーザーの特定ができてフリークエンシーキャップが掛けられるようになったら、次にストーリーを持って広告を出していきましょうと。カスタマージャーニーという表現も使われている。
  3. Cross-Channel Attribution
    • うえのカスタマージャーニーの話とかぶっている部分も多い気もするが、アトリビューション(分析というよりは、アトリビューションを利用したカスタマージャーニー?)も当然重要ですよねという話。

こんな感じに見てみると、兎にも角にも「クロスデバイスでユーザーをいかにトラッキングしていくのか」がいかに重要かという話が浮き彫りになってくるね。何か論文探してアルゴリズムの話を探してみようっと。。。